妙な持ち方やお椀をテーブルに置いたままでヒジをついて食べる子供達。決して珍しい光景ではありませんし、それは健やかな発育にも良く決して良くありません。正しい姿勢で心地良く持つことが出来、健全な発育の為のデザインと機能性を持った未来への「お子様のお椀」。



三つの思いを込めました。
一つ目は、お子様にも環境にも優しく。

天然素材の輪島塗は、持っても熱くなく正しい持ち方や姿勢の為には最適ですし修理や塗り直しも出来ます。今回その特性を活かし、次の大きなサイズに買換えの折に下取り・塗り直し再販システムを取り入れました。このリサイクルは、壊れたら繕いながら代々伝えていく日本のモノ作りの本来の形であり、守らねばならなぬ大切な環境デザインです。

二つ目は、子供椀が持つべき発育機能訓練の為のデザイン。

傾けるだけで勝手に汁が流れ込んでしまう型抜きタイプの工業製品では吸う事でなされる発育訓練が十分に出来ません。吸い上げる事でなされる心肺機能訓練の為に古来からの「汁溜り」を持たせた形状にこだわりました。

三つ目に、親から子へ、単なる取扱説明書ではなく、家庭で教え伝えてあげたい事をまとめた読本を添えました。

お椀の持ち方や箸使い、ちゃんと教えてあげて欲しいのです。子は親を見て育ちます。「育児は育自」まずは親御さん自身が理解してください。食育は食べ物だけではありません。器や姿勢、会話のある食卓。これらも食育の大きな柱なのです。

のし掛けのご希望も受付ています。お祝いにいかがですか。