オトナリatたちかわ
〜オトナリさんがふえると、マチがもっと楽しくなる。〜

［オトナリとは？］
オトナリは東京都立川市にある元市役所をリノベーションした複合型公共施設「立川市子ども未来センター」の芝生広場で2か月に一度開催されるフリーライブ＆立川の美味しいマチ歩きイベントであり、イベンを運営する任意団体の名です。暑い夏も寒い冬も、芝生の上で四季を感じながら音楽を聴く夜。地元の人がカレンダーを見ながら楽しみにしてくれるイベントにしたくて、偶数月の第一水曜日に日程を固定しています。
いつもの時間にいつもの場所で集まって、心地よい音楽を聴きながら人と人、人と地域の交流をする場をつくっています。



［はじまりのきっかけ］
立川市子ども未来センターでは、studio-Lが他民間企業とコンソーシアムを組み、施設を運営しています。施設の事業のひとつに、市民活動支援がありますが、ここではノウハウをもった市民活動コーディネーターが常駐し、市民活動団体がセンターを使って活動を展開するためのサポートを行っています。オトナリ代表の八崎さんは、もともと他団体としてこの施設で楽器づくりワークショップなどを開催していました。「利用者として市民活動をする中で、館内や芝生を使って音楽系のワークショップや、演奏会をしたいね、とコーディネーターさんと盛り上がったのがきっかけです。周囲に店舗や住宅が沢山あるので、「チケット代をもらって興行をしてそれで終わり。」というよりも、地域や店舗や企業、住民の方みんなが参画できるイベントにしたいと企画を練っていきました。人と人、人と地域の交流をする場をつくるという漠然としたイメージを、地元の商店街、信用金庫、行政、企業、店舗さんと共有し、相談に乗ってもらいながら具体化していきました。」と八崎さん。
「オトナリさんがふえると、マチがもっと楽しくなる。」というコンセプトで定期的・継続的に開催することで、マチに知り合いがふえて、やがてオトナリ（お隣）さんと呼べる人が少しずつでもふえるような仕組みを考えていきました。

［オトナリのコンセプト］
「誰でも参加できるフリーライブ」「ワークショップや物販による会場での参加者同士の交流」「周辺店舗を参加者が食べ歩くマチ歩き」の3つがオトナリの柱です。



場所に人が集まり始めれば、交流は生まれます。しかし、より楽しく円滑にコミュニケーションをとる場をつくるために、オトナリは「音楽のチカラ」を使っています。気持ちいい音楽を聴く時間をみんなで共有することで、共通の思い出を持てると考えているからです。毎回様々なジャンルのアーティストさんをお呼びしていますが、一貫しているのは、「無料ライブだけど、最高のライブ」。有料でもなかなかチケットがとれないアーティストや、屋外ならではの開放的な空間でのパフォーマンスなど、オトナリでしか味わえない音楽との出会いがあります。



LIVEの後には、共通の思い出を持った参加者さんが周辺の店舗をめぐる「立川の美味しいマチ歩き」を実施することで、さらに交流を深める機会を提供しています。周辺店舗オトナリSHOPの店主さんには参加者向けの特典を用意してもらっています。
ライブやお店で知り合い、会話をした人が「また2か月後のオトナリで会いましょう！」といって別れる姿をイメージしています。

［オトナリのデザインとグッズについて］
誰でもが安心して、楽しく参加できるイベントにしたかったので、フライヤー（チラシ）やグッズのデザインにはとても気をつけています。2014年6月に初回を開催するにあたり、関係各所を巻き込むためにイメージイラストを作成しました。イラストは現在もメインイラストを担当してもらっているナカイミナさん。とても素敵なイラストを毎回書き下ろしてくれるので、楽しみにしている常連さんも多いです。
グッズで一番人気なのはオトナリ手ぬぐいです。オトナリの夜をイメージした楽器や人、会場にある大きな木をモチーフにした可愛いイラストが描かれています。このてぬぐいの売り上げはすべて、オトナリを続けるための活動費になります。

［今後のオトナリ］

オトナリの今の一番の目標は「オトナリをずっと長く継続する」ことです。
継続することをベースに、例えば「より良いアーティストさんに来てもらおう」「もっと会場出店を増やそう」「オトナリSHOPを増やそう」という小さな目標はたくさんあります。
継続するためには、誰も無理をせず、楽しくつづけられる仕組みと活動資金を持ち続けることが必要です。オトナリてぬぐい他に、今後は新しいグッズ開発や、オトナリセレクトの立川ギフトなども検討しています。

お近くにいらした時は、ぜひオトナリライブにてぬぐいを持って、参加してください！